2008-02-25 Mon
一中教科支援コミュニティの口火を切って、本日2月25日第5時限に音楽科の授業が行われました。教科支援コミュニティの目的は地域にたくさんいらっしゃるスペシャリストの方々を積極的に学校にお呼びして教育課程の目的をより深く高く達成しようというものです。考えられる形態は”一時的”にお呼びする場合と”継続的”にお呼びする場合があります。一時的な場合は音楽でいえば例えば「音が鳴る仕組み」を学ぶ場合に、地域のバイオリン製作者(一中校区にいらっしゃいます)に来ていただいて、実物を見ながら話を聞くなどというものです。また、継続的な場合は例えば「合唱の響きを感じよう」という目的を達成するために、一定の期間、あるいは年間を通して授業に入ってもらい、徐々に力をつけていくことなどが考えられます。
一中教科支援初の講師(支援者、ゲストティーチャー)は和田羚子先生でした。和田先生は知る人ぞ知る、かつて合唱で九州はおろか全国に名を轟かせた方。一中になぜピアノが5台あるかといえば、そのいくつかは九州チャンピオンの副賞なのです。一中に14年もいらっしゃった大ベテランで、生徒の保護者にも多くの教え子がいらっしゃいます。いわば、今回は自分の孫に授業するようなものです。
さて、授業は3年4組の「大地讃頌」の混声四部合唱。一中の卒業式でもう二十年近く歌われ続けている定番の曲です。椎葉教諭による今日の授業の目的と授業の流れが説明された後、和田先生が紹介され、いよいよ授業が始まりました。椎葉教諭がT2に回り、各パートに入るなどして和田先生のお手伝いをします。
最初に現段階の合唱を披露しました。曲の最後の「ああー!」が終わるか終わらないかの時に、拍手をされながら「すばらしい!」和田先生の声が響きました。さすが、大ベテラン。いきなり褒めて生徒を引き付けられます。そして、パートごとの丁寧な指導。一パートごとのメロディーの指導や口形の指導が入り、ある部分は一人ずつ歌わらせられて個人指導が入りました。「今年77歳になります」とおっしゃいましたが、とてもそうは思えない精力的な指導が展開されました。つぼを押さえられた指導に子どもの目は釘付けです。合唱はみるみるうちに変わり、深まっていきました。
最後は4つの声部の役割を「和音・和声の流れ」という視点で指導されました。この日のために自作された広用紙を使ってのわかりやすく丁寧な説明でした。そうこうするうちに、音楽室の外からがやがやと生徒の声。次の授業の2年生が来ていました。ひょっと時計を見たら、もう終わりの時間。う~ん、残念!仕上げまでにはもう一時間ほしいところでしたが、最初とは見違えるような合唱が響くようになりました。授業後の生徒の晴れ晴れとした顔が印象でした。授業後の先生談。「指導案を出さなくてもいいんだったら、ずいぶん楽ね」そうはおっしゃっても先生のノートをチラッと横目で見ると、授業の進め方が2Pにわたって書いてありました。さすが責任感が違います。「授業を聞く基本的な姿勢ができていますね。生徒に集中力があります。特に男子がいいですねえ」と褒めることをお忘れにならないところもさすがでした。
一時間ではありましたが、合唱指導の進め方やつぼ、それに教壇に立つ教師の基本姿勢など収穫は山ほどありました。また近いうちに来ていただくことをお願いして、記念すべき第1回目の教科支援授業を終わりました。心から”感謝”です。
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